この記事では、子どもの 受け口を治す矯正 について、歯科矯正経験者の私が解説します。
尚、歯並びをよくする矯正より大変だということが伝わればうれしいです。

こんにちは、さときんです。
前回、子どもの 矯正費用を支払った ということをお伝えしましたが、いよいよ装置の装着に入ってきました。

私の子どもの場合は、顎がこれ以上出ないようにする装置と、上の歯を前に押し出す器具の両方で治していくことになります。
つまり、

胸が詰まる思いがします。
自分が何かしたから 〇〇になった ということであれば、諦めもつくし受け入れることができるんですが、
それなのに、文句ひとつ言わず矯正に取り組む子どもの姿に、私は背筋が伸びます。

そこで本日は、受け口を治す矯正 がどのような流れでスタートしていったのかをまとめます。

受け口としゃくれの違いとは?
子供の頃、しゃくれ!しゃくれ!と、人をからかったり、
悪気がなくても人を見た目で伝えるときに、

あのしゃくれの人!
みたいな言い方をする人っていますよね?実は、このしゃくれと受け口が混同する人がいます。

えっ、しゃくれと受け口は同じでしょ?
という人もいますが、私の中では、全く違う位置付けです。

しゃくれと受け口は違う という認識です。
もちろん私も受け口にはまだ変わりないんですが、父と母のおかげで何とか下の歯より上の歯が前に出てくれてます。

実はそこに しゃくれと受け口の違い があります。
私の中では、
と考えています。
歯の噛み合わせは問題ないけど顎だけ出てる人っていますよね?女優さんでも何人かいらっしゃいます。一方、
ポイント
- 受け口としゃくれは違う
- しゃくれは顎(あご)が出ているだけ
- 受け口は顎が出ていなくても、上の歯より下の歯が出ている状態
受け口を自力で治す方法はあるの?
受け口矯正経験者の私が思うに、受け口は自力では治りにくい のではないかと考えます。
歯科矯正を始める前に受けた有料カウンセリングの中で知ったのですが、

成長とともに あと何センチ顎(あご)が出てくるのか予想ができる そうなんです。
凄い時代です。私の時は無かったです。先生曰く

噛み合わせが悪ければ成長とともに下の歯が顎(あご)とともに前に出てくる。
らしいのです。そして娘の場合は、最大で 2センチ 今よりも前にでる可能性があるとのことです。
もちろん前に出ない可能性もありますが、できることなら止めてあげたいのです。
そこで、受け口を治すための矯正の出番になるわけなんですが、どのような装置で 受け口が酷くなることを回避 するかというと
次のような写真の装置をつけます。

今日で装着して 1週間 ぐらいなんですが、娘は文句1つ言わず寝るときにつけてます。
そんな姿勢を見ると私も小さなことでくよくよせず頑張らなければと思う日々です。
歯の矯正の痛みはいつまで?ヘッドギア型編

あと 2cm 前へ伸びる可能性があるな~。
と告げられ、子どもは凹んでいました。
しかし、下あごをこれ以上前に出さないために、次のような ヘッドギア を寝ている間に装着しなければいけません。

痛くないんだろうか?
私はヘッドギア型は 未経験 なのでわからないんです。
帽子が飛んでいかないようにくっついている紐のようなものに 金属プレートの顎当て がついていて、
先生からは

- 頭が痛くなったら我慢せずやめていいよ。
- 旅行の時は持っていかなくていいよ。
と言ってもらえ安心したのか、

痛い!
嫌だ!
と弱音を一度も吐かず、毎晩装置をつけてます。
やることといえば、輪ゴムで下あごを引っ張っているので、伸びきる前に週1回のペースでしないといけない輪ゴムの交換だけです。

さらに子どもを前向きにさせたのが、グラフ用紙の存在 です。
どのようなグラフなのかというと、ヘッドギアを何時間装着したのかをグラフ化できる、次のような用紙をもらえるんです。

私に似て几帳面な性格なので、毎日グラフをつけるのが気にいったみたいです。
そして、受け口を治すための矯正を始めるタイミングが、遅かったのか早かったのかまだわかりません。

成長期のことを考えると遅かったのかもしれません。
その辺の思いは次の記事でまとめていますが、子供がやはり矯正に対して前向きになってくれるタイミングで始めるのがよいのではないでしょうか。

結論
受け口を治すための矯正は、歯並びをよくする矯正とは違い、2つ のことを同時進行で取り組んでいくことになります。
具体的には、ヘッドギアのようなもので顎の矯正、口内へ固定器具の取り付けにより歯の矯正を同時で行います。
そして、10歳 からの始めた我が子の矯正は、タイミング的に遅い かもしれませんが、前向きに頑張ってくれています。
次回は、上の歯を下の歯より前に出すための 固定器具の取り付け にいよいよ入っていきますので、その体験談をお伝えします。
尚、子どもの歯科矯正についてのまとめページがあるので、応援ついでに矯正の進み具合を覗いてくれると子どもも私も嬉しいです。
